2012年1月30日月曜日

ベムとベラとベロとぐりとぐら

創作活動は夜中12時から朝5時までの間が最もはかどる、也田貴彦です。
こんばんはようございます。(朝5時専用の挨拶)

突然ですが僕は
「物書き」という表現が好きです。

小説家、エッセイスト、ライター、脚本家、評論家などなど、
書くことを生業とする人すべてをあろうことかひっくるめて
ぎゅっと圧縮してしまったzipファイルの名前、それが「物書き」。

自営業の人たちを「物売り」とか
教師や講師を「物教え」とか言わないことを考えると
乱暴極まりない表現です。
こんなことが許されているのは「物書き」だけじゃないでしょうか。


何が言いたいかと言うと
ほをずりを書いている人たちは
皆、「物書き」です。

その乱暴な肩書の通り、
ジャンルのこともさることながら、
乱暴にどんなテーマ、物語、主義主張を書いても良いのが「物書き」だと思うのです。
みんな自分たちの好きなこと、書きたいことを、本当に身勝手にぶつけています。
まだまだ卵とはいえそれは正真正銘の「物書き」の姿だと思うのです。
まだ読まれていない人には、ぜひみんなの「物書き」っぷりを体感して
いや~、物を書いてるなあ!
と思っていただきたいのです。

2月号、まもなく刷り上がります。
今回も力作ぞろい!
欲しい方は気軽にコメントください!

2012年1月22日日曜日

ペルシャ・ワルシャワ・ペシャワール (いま思いついた早口言葉)

はじめまして。
小説を寄稿している也田貴彦です。

ほをずり2月号の原稿を今書き上げました!

トースターから飛び出す瞬間の食パンくらいテンションが上がっています。

食パンに塗るならバター派ですが、
食パンとして塗られるならブルーベリージャム派かなと思っています。



さらっと書きましたが、これは性的に深刻な意味を持っています。



ブルーベリージャムを塗られたいという欲求は、どろりとしたあの紫色の猥雑な物質で穢されたいということを意味します。
あの色と形状。
なんともいえない倒錯的、退廃的な美しさをもっているとは思いませんか。

また、ちょっと似た話として、
水着を着た女性が泥まみれになっているグラビアを見ることがたまにありますが、あれが好きか嫌いか。

好きです。

あれも倒錯的、退廃的な美しさの表現方法の一つではあるでしょう。


しかし、ここで矛盾が生じてきます。
僕は食パンに塗るならバター派なのです。

バターは僕のなかではブルーベリージャムよりはかなり清潔感のあるものです。
つまりそれで言うと、僕のなかで対象物を「穢したい」という欲求は、「穢されたい」という欲求よりは強くないはずなのです。

なのに泥まみれのグラビアは好き。
ということはやはり、穢したいのか?

これは自分のなかでも整理の付いていない、美意識や性欲や食欲の醜いつぶしあいなのです。




そんな僕の性的嗜好の話は一切出てこない
「文藝誌ほをずり」、よろしくお願いします。

「ほをずり読んだよ!おもしろかったりおもしろくなかったりしたよ!」
という人や、
「ほをずり読んでいないよ!欲しい!欲しくて3千里くらい歩いてしまいそう!」
という人。
気軽にコメントください。
素敵なことに、1月号も余りまくっていますので。


也田貴彦

2012年1月16日月曜日

タコシェさんに置いてもらいましたよーーーー(エノキダ)

おはこんばんちは! ほをずりではエッセイを書いてますエノキダです。

この週末、中野ブロードウェイに足を運び、3階のタコシェさんに『ほをずり』最新号を置いてもらってきました! わーい!
アマチュアものづくり屋たちの溜まり場・救世主・よんどころ・タコシェ様!
ありがとう! タコシェシェシェ!
ということで、現在のところ、世界で唯一『ほをずり』最新刊を立ち読み出来るお店ですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
値段は210円で置いてもらってます。
よろしくお願いします!! おもしろいお店ですよ。


ちなみに、榎田恵子(えのきだ・けいこ)は本名ではなく、わたしが『ほをずり』創刊にあたって自分に名付けたペンネームです。
3年前に『ほをずり』つくろう! となったとき、
わたしはペンをとり、まずはじめに恋愛話やら初潮の話をそれはもうセキララに書いてしまいました。
そのとき同時に、「ペンネームつくんなきゃ」と、とってもナチュラルに発想しました。

わたしのエッセイは、平均すれば実話7割/つくり話3割ぐらいなものですが、
別れた恋人の発言まるまるも出てきていますので、本名で書くと迷惑かな、というところが大きかったです。
あと、その他もろもろ誰かに指摘されたときに、本名だと逃げ道なくなりそう・・・、という思いもありました。
・・・そのとき、特に気にしていたのは友人の友人ぐらいの距離のひとの視線かな。
んー。あとお母さんと。

ビビりながらつけたペンネーム。
キレイすぎる名前も恥ずかしいし(宮園麗華なんて柄じゃありません)、
ふざけ過ぎも気が散るなぁ(大山ほたては最後まで候補にありました)、
でもなんかなー、「そのTシャツオシャレだね」って言われたときに、「でしょ、でもよく見たらめっちゃ変な生き物おるねん」ってふざけられる逃げ道あったほうがおしゃれを楽しめるところがわたしにはあるんよなぁ、
などなどと考えた挙句、たどり着いた エノキダケ イコです。
漢字で書いたときの字面も良い感じ、四文字の苗字にも「恵」って漢字にも、「○子」って名前にも憧れていたので、とってもお気に入りのペンネームです。

そして今、「榎田恵子」の署名の練習するのがすっごい楽しいです!
ペンネームつけて署名の練習、コレ、おすすめです!
好きなお味噌汁の具はわかめ&エノキダケです!

2012年1月5日木曜日

文芸誌『ほをずり』の公式ブログを開設しました。

はじめまして。
文芸誌『ほをずり』の公式ブログです。
ここでは、最新号の告知や寄稿者の紹介などを行います。
定期的に更新していきますので、よろしくお願いします。

『ほをずり』はかれこれ3年ほど前に、大学の仲間たちと創刊した文芸誌です。今までに2号発行してきました。
そして、この2012年1月に、第3号目を発行いたしました!!

ラインナップは次のようになっています。
エッセイ 「漂白日和」「キャンディ・ベリーマッチ」etc 榎田恵子
短歌 「勃起短歌」BJ番匠
評論 「愛について」網谷壮介
創作 「仕事人間」「濃縮昔話」「解説 常用漢字読みの改定」也田貴彦
あとがき 「もうボーイズアンドガールズではない私たちから」榎田恵子
表紙 神谷悠貴

私たちの紹介も兼ねて、あとがきの冒頭を引用してみようと思います。


レディース・エンド・ジェントルメン、ごきげんよう!
私たちの『ほをずり』を読んでくれて、ありがとう!
この『ほをずり』は、縁あって京都と大阪で出会った何の色気もない男女たちが、お互いの気概と才能を褒め合いながら、ときに貶し合いながら作っています。
第一冊目の『ほをずり』を作ったのが、三年前。友人同士で「何かせんといかん」「爪あと残そうぜ」と盛り上がった、大学生時代。
あれは青春だったか?
青春はいつも、振り返ってからキラメきます。失ってからが、勝負です。

勢いだけで、とにかくしばらくやってみるつもりです・・・!!