2012年1月22日日曜日

ペルシャ・ワルシャワ・ペシャワール (いま思いついた早口言葉)

はじめまして。
小説を寄稿している也田貴彦です。

ほをずり2月号の原稿を今書き上げました!

トースターから飛び出す瞬間の食パンくらいテンションが上がっています。

食パンに塗るならバター派ですが、
食パンとして塗られるならブルーベリージャム派かなと思っています。



さらっと書きましたが、これは性的に深刻な意味を持っています。



ブルーベリージャムを塗られたいという欲求は、どろりとしたあの紫色の猥雑な物質で穢されたいということを意味します。
あの色と形状。
なんともいえない倒錯的、退廃的な美しさをもっているとは思いませんか。

また、ちょっと似た話として、
水着を着た女性が泥まみれになっているグラビアを見ることがたまにありますが、あれが好きか嫌いか。

好きです。

あれも倒錯的、退廃的な美しさの表現方法の一つではあるでしょう。


しかし、ここで矛盾が生じてきます。
僕は食パンに塗るならバター派なのです。

バターは僕のなかではブルーベリージャムよりはかなり清潔感のあるものです。
つまりそれで言うと、僕のなかで対象物を「穢したい」という欲求は、「穢されたい」という欲求よりは強くないはずなのです。

なのに泥まみれのグラビアは好き。
ということはやはり、穢したいのか?

これは自分のなかでも整理の付いていない、美意識や性欲や食欲の醜いつぶしあいなのです。




そんな僕の性的嗜好の話は一切出てこない
「文藝誌ほをずり」、よろしくお願いします。

「ほをずり読んだよ!おもしろかったりおもしろくなかったりしたよ!」
という人や、
「ほをずり読んでいないよ!欲しい!欲しくて3千里くらい歩いてしまいそう!」
という人。
気軽にコメントください。
素敵なことに、1月号も余りまくっていますので。


也田貴彦

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